と、いう話さ
「はい。ここに腰をかけてください」
上下白色のやや妖艶な女性が僕に接近し、そう声をかけてきた。
「はい。お願いします」
と僕は緊張しながら腰をかけた。
半径1メートル以内にその女性が近づいてきて
椅子に腰をかけている僕に
「では、出してください」
と優しい口調で言ってきた。
僕は少し躊躇したが
「あ、はい」
と答え、恐る恐る、あまり自信はないが、
……出した。
「では、肩の力を抜いて〜」
「はい。入れますよ〜」
少し痛かった。
僕は入った瞬間痛かったが、その痛みは一瞬で消え、あとは女性が手馴れているのか、スムーズに行われた。
3分くらいすると(3分は早いのかな)
早いのか遅いのかわからないが、女性が話しかけてきた。
「はい。先っぽの力を抜いてください」
「あ、はい」
「では、抜きますよ〜」
……痛っ!
「あとは揉まずに、出るといけないので、しばらく押さえてください」
……
今、仕事の休憩中ですが、
本日、職場で健康診断がありました。
と、いう話さ。