願いのリレー

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【せんぺいも王子様も蔑ろ】⑥

※ これは、フィクションとパッションやらで構成されてます。

 

 

 


車から僕も含めて、4人とも降りた。


太った男、女性、メガネをかけた60歳くらいの男
3人とも、何故か建物の方を見て黙っている。


僕も建物の方を見た。


そこには、築100年以上は経っている豪邸だった。
門があり、中に1000坪くらいある庭。
その向こうに、レトロな建物。
茶色の屋根に、白い壁、たくさんの窓。

まさにお城。


今僕は
高さ3メートルくらい
横幅15メートルくらいの門扉の前にいる。


門扉の前には、
年齢45歳くらい
身長185センチメートルくらい
体格、筋肉モリモリのガッチリ
上下黒色のスーツ姿の
門番と思われる男が1人立っていた。


何か怖い感じがした。


僕は、僕を連れてきた3人に、
どうすればいいのか声をかけたが、
3人とも、僕の方を見て、
言葉は発せず、
どうぞあちらへ
という、手のジェスチャー
だけしてきた👎

よくわからないが、僕はもう後戻りできないようだ。

 


こんなとこまで
来てしまったよ

TEKU TEKU 行くさ
もう戻れない……

 


門扉の男が低く太い声で言った。

「さぁ、中にお入りください」

と言ったのち、

ギギギギ〜

っと、錆びているような音が鳴り、門扉の片側を少しだけ開けた。

僕を連れてきた3人組の中の女性が喋りかけてきた。

『ここからは、せんぺいぺいピーポーさん単独で行ってください。私たちは中に入ることができません。選ばれし者だけです』

何だかよくわからないが、

「はい」

と返事をし、ついに僕は
門扉の中に入った。

 

……門扉の中に入ると、門扉の外から見る雰囲気と少し違う気がした。


ギギギギィ〜


中越しに、門扉が閉められる音がした。

 

お城も門の外から見たら立派に見えたが、
門の中に入ってから見たら、
建物は大きいは大きいが、大きな古い屋敷のように見える。
庭も広いが、雑草が生えっぱなしで手入れがしていない。


ふと振り返って門の外を見た。

 

 

誰もいなかった……

 

僕を連れてきた3人も。

 

門番の男も。

 


え!?
どういうこと?
門の外と中では見える景色が違うし、
今のここには僕しかいない。

あ、そうだった!

ここには何故か妻がいるんだった。

何故ここに妻がいるのか、まだ理由がわからないが、

妻から自然な笑顔が出るよう
接しようと思った。
そうしたら、ある団体がなぜ
せんぺいぺいピーポーを探していたのかがわかるかもしれない。
この建物の中に、そのある団体がいるのかな。

だとしたら、そのある団体と妻が
いま一緒にいる。

僕は少し、いや、かなり不安になっていた。

なぜならば、お城かと思った建物は古い屋敷のようだし、庭は手入れしていないし、

なんだか異様な雰囲気を漂わせていたからだ。

ただ、迷っている場合ではない。

僕を連れてきた
あの3人を信じよう(もういないけど)。

 


《多分、この後の展開としては、お約束どおり、建物の中には妻がおり、僕が話しかけて、仲良く喋り、妻に自然な笑顔が出て、
異様な雰囲気の建物が明るくなり、
ハッピーエンド的なストーリー展開になるだろう。》


きっと、そうだろう。

 

……

 

 

僕は、雑草が生い茂る庭を奥へと歩き、
建物の玄関まで来た。

玄関ドアは茶色の木製で出来ており、
何故か、ドアが少し開いていた。


僕は大きめの声で

「ごめんくださ〜い」

と言ったが、反応はなかった。

「どなたかいますか〜?」

反応はない。

僕は、
少し開いている玄関のドアを開けた。

玄関の中に入った。

薄暗く、何故だか空気がどんよりしており、電気はついていなかった。

畳20畳ほどの広い土間があり、
その先に、また古い木製のドアがあった。

僕は靴を脱ぎ、上がった。
そのドアの前で足を止めた。

またドアは少し開いていた。

「すみませーーん!!」

かなり大きな声で呼んだが、何も反応がない。

 

おかしいなぁ…‥
(ある団体って…… ない団体なのか?)

 

僕は次のドアを開けた。

 

 

 

 

NEXT DOOR……