願いのリレー

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確か昨日のこと

みなさん、お久しぶりです。

※以下、

ファンクラブの日記に今朝載せたものです。

 

 

 

 

 

昨日の昼間のことである。

 


妻、10歳の長男、6歳の長女

と僕で、

家族水入らず?で、車で5分くらいのところにある割と地方でも有名な大きな緑地公園に行った。

 


今日のようなポカポカいい青空の綺麗な日に。

 


いやいや、ちょっと!まだ早い!

晴天を誉めるなら夕暮れを待て!

 


その公園は、春にはタケノコ狩りもでき、バーベキュー場、遊具、恐竜を見つける探検、ゴーカート、プール、ドッグラン等、一日中遊べる公園となっている。

 


また、アヒルのボートや手漕ぎのボートがある池もある。

 


暖かくなってきたこともあってか、池の周辺にはたくさんのファミリーやカップルがおり、池のボートが人気みたいだ。

平日だというのに、

あまりに多くの人々。

 


ボートに乗るのに、いくらするのかと

船乗り場の料金所の看板を見たところ、

 


15分で

大人1人    1000円

子供1人      600円

 


と、なかなかの料金であった。

 


僕は、

 


(高いからやめておこう)

 


と思っていたら、子供たちが

 


「ボート乗りたい!」

 


と何回も言ってくる。

僕はボーっとしたいのに。

仕方なく、いや、せっかくなので家族でボートに乗ることにした。 

 


しかも、僕の限られている小遣いで!

 


僕は手漕ぎのボートが好きだが、子供たちがまだ小さいので、家族4人でアヒル型のボートに乗ることにした。

 


ただ、ボートは、何十年ものか分からないが、殆どが老朽化しているもので、僕たち家族が乗った白いアヒル型の、いや、白鳥型だったかも知れないボートも、かなり老朽化しているものだった。

 


まぁ、少々不安ではあったが、レトロな物に乗れるのもいいもんだなと気持ちを切り替えて、アヒル型、いや、白鳥型のボートに乗った。

 


僕が足でボートを漕ぐ役で、10歳の息子がハンドルを操作、後部座席に妻と6歳の娘。

 


(家族で、こうやってほのぼの遊ぶものもいいもんだなぁ)

 


しばらく漕いでいると、後部座席の妻が言い出した。

 


「あれ?何か染み込んできたよ!水!!」

 


と妻が言った。

 


僕は冗談だと思って、適当な返事を返していたが、僕がペダルを漕ぐ足元から、

 


ポチャン

 


と、わりと耳障りのいい音がした。

 


しかし、嫌な

 


予感……

 


「え!?え!?み~ずだぁ~」

 


と僕と息子はうまい具合にハモった。

(そう言っている場合ではない)

 


もちつけ!もちつけ!落ち着け落ち着け。

一家の大黒柱が1番落ち着いていなければ。

 


僕はそう自分に言い聞かせた。

 


もう少ししたら、ボートが漕げなくなるくらいまで、浸水する。

 


そうなったら、沈没してしまうしかない。

 


僕は必死でボートのペダルをポチャンポチャンと水に当てながら、何とか船乗り場まで辿り着いた。

 


船乗り場には、日に焼けた顔面シワシワの優しそうなおじさんがいた。

 


そのおじさんが、手を差し出してきた。

 


差し出す手は敵か味方か……

 


おじさんは間髪入れず、まず娘の手を引き娘上陸。

続いて息子、妻、の順におじさんが手を引き、無事上陸した。

 


そして、これで僕も助かると思い、

おじさんの方に右手を伸ばすと、

おじさんは何故か妻と子供たちを連れて、船乗り場から遠ざかった。

おじさんも妻も子供も振り向かず戻ってこない……。

 


振り向けば僕がいる

のに。(^◇^;)

 


え!?な、なななんでぇ~!?

 


このハゲーー~ぇ!!

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ぼ……僕がここに来る前に

 


なぜにおじさんは帰らない!?

 


差し出す手は敵だった!!

 


と思っている間に、足首あたりまで水が浸水し、僕がまだ乗っている白鳥型のボートは、船乗り場から5メートルほど離れてしまっていた。

 


いざとなれば泳ぐしかない。

 


そう思っていたら、妻が再び船乗り場に来た。

さすが、僕の嫁!!

(手を差し伸べてくれぇ~)

 


(やった!これで助かる!)

 


手を~差しの~べる~

 


マリ……

 


そのときである!!

妻が僕にむかって、こう大きな声で言った。

 


「どうしよう!警察呼ばなくていい?」

 


あ"~~!!?

 


マリア様じゃなぁ~~いっ!!

 


(は?いやいやいや、呼ぶとしたらレスキューだろ!)

 


そう心の中では言っていたが、実際に妻に突っ込む余裕はなく、水はついに膝まで浸水してきた。

 


冷たいっ!

 


いくら暖かくなってきたとはいえ、まだ池の水は冷たい。

 


寒い!

冷たい!

 

 

 

冷たい……

 

 

 

つめたっ……

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 


……

 

 

 

 

 

 

 


布団から足元が出ており、足元が冷えていた。

 


そう……

だった。

 

夢でいてくれるでしょう

 

 

 

 

そんな今朝、

ある晴れた金曜日の朝だった。

 

 


おはようだ!!

 

 

 

出歯!

では、本日、CHAGEさんのファンミーティングに行ってきます( ̄^ ̄)ゞ